カンボジア最大野党、7月選挙への登録拒否、判決を控訴へ

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プノンペン、カンボジア（AP通信）－カンボジアの国家選挙委員会は月曜日、必要な書類を提出しなかったとして、与党カンボジア人民党に対する唯一の信頼できる挑戦者である野党キャンドルライト党の7月選挙への登録を拒否した。

この判決により、同党が憲法評議会に上訴を提出して選挙に参加できる可能性は非常にわずかとなった。

キャンドルライト党の広報担当キムスール・フィリス氏は、選挙管理委員会の判決を判断するよう市議会に求める公式告訴を提出すると述べた。

同氏は、党が合法的に活動し、この問題が提起されることなく昨年の地方選挙に参加したと指摘した。これらの世論調査では、カンボジア人民党が票の74.3％を獲得し、キャンドルライト党は約22.3％を獲得した。

キムスール・フィリス氏は、同党が今年の選挙への立候補を申請した際、選挙管理委員会は内務省が発行した登録書類の原本の提出を求めたが、それらは2017年に前身であるカンボジア救国党の本部に対する警察の強制捜査で押収されたと述べた。。

同氏はAP通信に対し、法律により、党は資格剥奪後5日以内に告訴を提出できるとされており、憲法評議会が法律に基づいて判決を下すことを期待していると語った。

カンボジアの裁判所はフン・セン首相の政府とカンボジア人民党の影響下にあると広く考えられている。

与党は何十年にもわたって権力を鉄の掌握しており、政府のほぼすべての手段を支配している。名目上は民主主義国家の権威主義的統治者であるフン・セン氏（70）は、38年間その地位を保ってきた。世論調査の結果、彼の長男で陸軍長官のフン・マネ氏が父親に代わって首相に就任すると広く予想されている。

キャンドルライト党は、2018年の選挙でフン・セン党に重大な挑戦をもたらす恐れのあるカンボジア救国党の非公式後継党である。しかし、政府の違法な転覆を計画したとする裁判所の物議を醸す判決により、世論調査のわずか数カ月前に解散となった。

党の解散により、与党は国会の全議席を獲得することができた。西側諸国は、この選挙は自由でも公正でもないと宣言し、これに対抗して軽い経済制裁を課した。

選挙管理委員会は声明で、今年の選挙で登録を申請した２０政党のうち、カンボジア人民党を含む１８政党が承認されたと発表した。キャンドルライト党と別の正体不明の政党は、申請を裏付ける書類を提出しなかったため、いずれも拒否されたと発表した。

約970万人のカンボジア人が7月23日の国会議員125名選挙の有権者登録をしている。

キャンドルライトパーティーが禁止されたら。与党にとっての唯一の競争相手は、与党と同調するグループか、全国的に存在感のない小規模で無名な政党だろう。

フン・セン氏とカンボジア人民党は現職のアドバンテージをすべて保持し、世論調査で楽々トップに立つのは確実だ。彼らは全国的な組織、人事、財政、そしてマスメディアへの影響力の点で支配的である。

野党は財源が不足しており、与党が起こした法廷で絶えず嫌がらせを受けている。主要な野党議員のほとんどは、でっち上げで不当だとするさまざまな容疑で投獄されるのを避けるために自主的に亡命している。

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